自閉スペクトラム症(ASD)+ 注意欠如・多動症(ADHD)
持ちミドル男の苦悩と挫折に満ちた人生
大人の発達障害で生活や就労に苦しむ方々に
少しでも励みになれる事を願って・・・
私は40代の男性。
いままでの人生において主に職を転々としながらニート、鬱、ひきこもりを経験し、漠然と強い生きづらさを感じて生きてきた。
その生きづらさは「就職氷河期世代の為」とずっと思い込んできた。
しかしある出来事をきっかけにその生きづらさが氷河期世代が主な原因ではなく、出生時からの自身の脳機能の偏りである発達障害(自閉スペクトラム症(ASD)+注意欠如・多動症(ADHD))が原因である事を知る。
私自身の発達障害を調べていくと、とても興味深い事実や事象がある事を知るとともに、当事者達は周囲の人や環境に大きな影響や負の側面を与えたり受けたりしやすい性質があるも分かってきた。
おそらく私と同年代のミドル層や20代~30代層でも、同様の障害が原因で社会生活に苦しむ人(家族も含む)が非常に多いと予想される。それは現代の画一化された社会システムに加え、特に日本では海外のように「はっきり自己主張する」「変わった考えが尊重される」「異端を認める」という風潮がなく同調圧力が働き排除されやすいため、「異端者」の発達障害者たちにとっては非常に生きづらい国だからである。
本ブログは多くのサイトのような外側の視点(医療関係者や報道側、専門家、企業)ではなく、発達障害を持つ当事者として、自身の苦悩体験を通して、内側の視点からこの障害がもつ難しさ、特異性、周囲の無理解などの問題を浮き彫りにしています。そして自らそれを乗り越えた体験を通じて同じ障害、境遇にある人達へ向けて、充実した労働環境と前向きな人生を手に入れてほしいという思いから立ち上げたサイトである。
特に大人の発達障害(または疑われる)で社会生活に馴染めず行き詰まり、社会復帰を望む方や、発達障害をお持ちの方とのコミュニケーションに悩んでいる家族や職場の方々。その他にも当事者達と関わりあいのある定型発達者(発達障害でない)の方々や、この障害自体を知らない様々な人々が「発達障害=見えざる障害」の正しい理解と当事者たちの悩みを共有するために読んで頂きたいと思う。
将来、大人の発達障害者たちが排除されるのではなく、当たり前に受け入れられ、自身の能力を存分に発揮し、企業も彼ら彼女らの特性を強みに替えられる世の中となる事を願って・・・