
From Adobe stock
専門学校でやってきたデザイン系とは全く関係のない都内にあった会社で今振り返ってみてもいまいち実態が分からない会社だった。(専門学校はCGの専門学校に通う。就職の際は就職氷河期で選べる会社が全くなかった)
主な業務内容は帳票システム開発を行っており(帳票システムとは今でいう顧客情報のエクセルデータのようなもの)その業務部に配属される。業務部は新入社員の僕含め3人のみ。1人は大型機械で帳票カセットデータを作成するベテラン社員。もう1人はUNIXというシステムを用いフロッピーデスクに帳票データを納品するベテラン社員。そして僕含め系3人のみ。
当然僕はUNIXなど触った事もないため使用方法分からず、研修というのもなくベテラン2人は納品物作成や納品作業に大忙しで僕は社内で放置状態・・・(泣)
たまらず先輩に教えを乞うも、返ってくるのは「あれ、やっといて」「うまいことやっといて」という曖昧な指示ばかりで、全く理解できません。
そんなある日の事、UNIX担当のベテラン社員が突然退職してしまう。すでに以前退職した元別社員にヘッドハントされてしまったようだ。
そしてカセットデータ作成の寡黙ベテラン社員と僕の2人きりに。そんな事はお構いなしに営業はバンバン仕事を業務部におろしてくる、当然、業務がまわせずパンク状態になる。PCにもの凄く詳しいアルバイトを入れるも業務内容がマニアック過ぎて引継ぎもされていない為、アルバイトもお手上げ状態でさっさとやめてしまう始末。カセットデータ作成のベテラン社員にHELPを求めるも「俺UNIXわからねえから」と一言・・・(泣)
この窮状を営業や役員に相談するも「大丈夫なんとかなるよ。きのやんさんまだ入ってきたばかりなんだから」と業務内容を全然理解していない営業と役員はニコニコ精神論で訴えてくる。(ここ大丈夫か?・・・)
人も少なく余裕もないため、詳しく聞いても誰も教えてくれないという悪循環。結果、報告・連絡・相談のタイミングも分からず、ミスにも繋がり、僕はわずか数ヶ月で最初の「脱落」を経験しました。
後にネットで調べた情報だが、この会社の社長は女性社員かアルバイトに身体的セクハラを行いその被害女性が訴えたらしく、最終的には書類送検された挙句、社長は逮捕!会社は倒産していたようだ。
そういえば社長はなんか怪しいエロおやじ風の奴だったなあ。新卒で入った会社がこんな悲惨な所とは・・・ついてなさすぎるぜ俺・・・トホホ)