私の様に学校を卒業後、社会人を長く経験してきたものの発達障害を起因とした困り事やトラブルで辞職に追い込まれ職を転々としてきた人も多いと思う。
【労働者側】当事者が教える「発達障害の人(又は疑われる人)は仕事が続かない、仕事がうまくいかない」と嘆く前に、適職に就く為の最も大切な3つのステップ でも述べている通り発達障害者は自分の障害特性にあった仕事に就けていないと仕事上様々な困り事やトラブルに見舞われ仕事が続かず辞め、次の仕事を見つけるもそれも同様に続かず、そして次の仕事・・・というように負の転職スパイラルに陥ってしまう。
自分が発達障害だと気づかないまま何年もそれを繰り返し、心身ともに疲弊してしまい、うつ病を発症し、最終的には引きこもってしまう方も多いのではないだろうか。そんな方たちに伝えたいのは「悪いのは貴方ではない事」「貴方の脳機能の偏りがその事象を起こしているだけで、自分の性格の問題ではない事」「対処方法は必ずある事」「まずは自分が発達障害なのかしっかり診断し、自分の特性をしっかり見極めたうえで貴方にあった仕事についていただきたい事」という事だ。
そういった社会人経験をある程度してきた方で、障害により長く仕事が続かなかったり、職を転々とされてきた方におすすめしたいのが、障害者向けの転職エージェントサービスだ。
就労移行支援事業所などは全般的に生活のリズム構築から社会スキルやコミュニケーションスキル向上プログラム、その他、就職に必要なプログラムの自己学習などを行い2年以内に就職を目指すというものだが、転職エージェントサービスは期間の利用の定めは特になく、社会人経験をある程度積んできて生活のリズム構築や、社会人のビジネスマナーなどの初歩的な社会人スキルは学ぶ必要なく、自分の障害特性にあった仕事ををみつけ定着して続けられるようにしたい。というような方に向いている民間の就労支援サービスだと言えよう。
利用するにあたり障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)必須となる
これから紹介する障害者向けの転職エージェントサービスは障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)必須(または申請中)のサービスである為、このサービスを利用したいと考えている方は医師の診断+障害者手帳入手(または申請)をしたうえでこのサービスを受けてもらいたい。もし障害者手帳が取得できずに困っている方はセカンドオピニオンをしてみたり、転職エージェントではなく就労支援事業所(就労移行支援事業所や就労継続支援A、B型事業所)の利用を検討されてみてはどうだろか。(就労支援事業所は障害者手帳がなくても利用できるところが多い。ただし将来的に障害者雇用で就労する場合は障害者手帳が必須となる。)
それではおすすめの転職エージェントサービスをご紹介する
マイナビパートナーズ紹介
dodaチャレンジ
障害特性=自己受容の理解に重きを置き、障害に詳しい専任のカウンセラーがあなたの障害の合った適職を見つけるサポートを一緒に行ってくれる転職エージェント。
それがマイナビパートナーズ紹介
本サイトでも何度も述べている通り、発達障害を持つ方が社会や会社に適応し仕事を続けて行くには自分の障害特性を理解し、その特性にあった適職に就けるようにする事が一番重要だと説いているが、その考えに重きを置き発達障害をお持ちの方の就労をサポートしてくれるのがマイナビパートナーズ紹介だ。
障害者雇用促進法の整備により、障害を持つ方が就労することは当たり前となってきた現代社会ではあるものの、障害を持つ方が就職した後に職場に定着し、しっかりとキャリアを積み重ねていくことはまだ難しいと言わざるを得ない状況である。そのような課題にしっかりと向き合うため障害を持つ方の不安や悩みに寄り添い、障害を持つ方が就職した後に職場に定着し、キャリアを積み重ねていけるようにするための就労支援として生まれた会社である。
またマイナビパートナーズ紹介はマイナビ社の特例子会社に位置をする会社で、元々、マイナビ社の障害者雇用において障害を持つ方が就職後に活躍できる場が少なく、そのような課題を解決できるように事務作業請け負うサービスを立ち上げたことが会社設立のきっかけとなっている。
そのため、マイナビパートナーズ紹介では障害者の方へのマネジメントに関わる多くのノウハウがあり、その知見をカウンセリングや面談、企業へのアドバイスなどに応用し、障害者の方が就職後に活躍しやすい環境づくりに役立てているのだ。
おすすめのポイント
・障害を持つ方の個性にじっくりと向き合い、多様な求人の紹介を行ってくれる
・障害者雇用の専門知識を持つキャリアアドバイザーが、求人探しから入社後まで総合的にサポートしてくれる
・特例子会社として障害をお持ちの方へのマネジメントに関わる多くのノウハウがあり、障害者の方が就職後に活躍しやすい環境を用意できること
・また1973年の創業以来、人材ビジネスのトップグループとして多数のお客様企業との取り引きがあり、そのネットワークを生かした就職・転職支援が行える
・入社後も入社企業と一緒にスムーズに職場に慣れるようフォローアップを行い定着支援してもらえること
以上の様に、会社自体歴史があり、人材ビジネスと障害者向けの就労支援ビジネスにおいて蓄積されたノウハウのあるマイナビパートナーズ紹介は発達障害者の当事者である私もおすすめできる会社である。もし私が障害の診断後、妻の扶養に入らず、すぐにでも障害者雇用にて就職する必要性があったなら、迷わずマイナビパートナーズ紹介に登録していたであろう。
マイナビパートナーズ紹介をおすすめの方
・専任のカウンセラーと一緒に自分の障害の種類や特性を理解し、その方の目線に合わせたカウンセリングを行ってもらいたい方
・また障害特性だけでなく当事者たちの前職での悩みや、叶わなかった事などにも目を向け、自分らしい働き方のキャリアイメージを一緒に考えてもらいたい方
・就職だけでなく、就職後の定着に向けたサポートも手厚く行ってほしい。また企業担当者へも当事者たちの困り事や要望も伝えてほしいとお考えの方
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パーソルグループ70社の顧客基盤と約3,000社の取引実績に基づいた、圧倒的な求人数の中からあなたに合った適職が見つかる。dodaチャレンジ
dodaチャレンジは、総合人材サービスパーソルグループの特例子会社です。
2002年より障害者専門の転職支援事業を開始しており、パーソルグループが持つ総合的な人材ビジネスノウハウと、パーソルグループ70社の顧客基盤、dodaチャレンジ約3,000社の取引実績に基づいた圧倒的な求人数を保有し、障害者の転職支援サービス業界では、トップクラスのシェアを誇ります。
サイトに掲載されない「非公開求人」は全体の9割にも上り、一般に公開されない求人も含め、最適な求人情報の紹介も可能なところがポイントだ。
先にあげたマイナビパートナーズ紹介と同様、dodaチャレンジは総合人材サービスのパーソルグループのパーソルチャレンジ株式会社という「特例子会社」が運営しており、人材ビジネスのノウハウや企業とのつながりが豊富なだけでなく、特例子会社として実際に障害がある社員も共に働き、障害をもつ方個人と雇用する企業側の双方のニーズを深く理解している企業です。
またポイントの一つとして採用の際に「オープンポジション」という採用方法もとっている事である。障害をお持ちの方の採用において障害内容や程度、必要な配慮事項、希望するはたらき方など一人ひとり状況は異なります。そのため、職種や求めるスキルを限定して募集するのではなく、まずは応募者のご経験やスキル、ご希望や障害状況に合わせてポジションを探しながら選考をしていくという採用方法がオープンポジションです。
あなたの障害特性や適性をみて部署や業務内容が決まるためミスマッチも少なく、万が一環境が合わない場合も企業の対応として環境を変更するなど柔軟な対応が可能となるため、発達障害を持つ人には心強い採用方法でもあります。
さらにパーソルチャレンジが運営する就労移行支援事業所「ミラトレ」との平行利用も可能。
就職に不安のある方へなどに、ミラトレにて実際の仕事と同程度の実習で「はたらく力」を身につけることができます。dodaチャレンジ、ミラトレ、企業側の3者が連携して安定就労まで働きかけを行うこともできます。
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・dodaチャレンジは総合人材サービスのパーソルグループの特例子会社「パーソルチャレンジ株式会社」が運営しており、人材ビジネスのノウハウや企業とのつながりが豊富
・職種や求めるスキルを限定して募集するのではなく、応募者の経験やスキル、希望条件や障害特性や適性をみて部署や業務内容を決めて行くというオープンポジション採用方法もあるため、採用のミスマッチを減らす事が出来る。
・パーソルチャレンジが運営する就労移行支援事業所「ミラトレ」との平行利用もでき、就職に不安のある方にミラトレにて実際の仕事と同程度の実習で「はたらく力」を身につけることが出来る。
マイナビパートナーズ紹介と同様、私も早期での就職の必要性があったとしたらdodaチャレンジに登録していたことだろう。圧倒的な求人数やオープンポジション採用など魅力的だからだ。
dodaチャレンジをおすすめの方
・非公開求人含め圧倒的な求人数の中から自分にあった企業の適職を探したい方
・自分の職業経験やスキル、希望条件や障害特性などの適性をみて部署や業務内容を決めて行くという方法をとりたい方
・働く事に不安があり、平行してミラトレで実際の仕事と同程度の実習などをへて就労に結び付けたい方
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定型発達者が人材登録として転職エージェントに登録し仕事探しをするように、障害を持った私たちも障害者雇用の為の転職エージェントサービスに登録する時代となっております。
冒頭でものべたように障害を持つ方が社会や会社に適応していくためには障害の自己理解とその障害特性にあった適職を見つける事が何よりも大事です。その為には障害者雇用において自身の障害特性にあった仕事を如何に見つけられるかがカギとなるのです。その為、障害者向けの転職エージェントに登録をし、まず専任のカウンセラーや転職エージェントと二人三脚で適職を見つける事から始めてみてください。また上記、マイナビパートナーズ紹介とdodaチャレンジ併せて登録をしておけば適職に巡り合う確率は高まり、発達障害者が苦手とする転職活動を自分ひとりで全て行わなくてもいいので気が楽になります。
そして登録したら必ず紹介された仕事につかなければならないというわけでもありません。発達障害者は特に企業、仕事、職場選びが重要になるので、慎重に就職先を見極めたい旨を担当者に伝え、本当に自身の障害特性に合わせられるか又は合わせてもらえるか、などエージェントを通して先方企業にも確認をするといいでしょう。そして万が一、担当と合わなければ担当者を替えてもらったり、別の転職エージェント会社を併用するという方法でもよいでしょう。
まずは受け身ではなく、あなたが主体的となり、貴方しか分かりえない障害の特性を担当者に伝え理解を深めてもらいながら適職を探し出してみてください。
その先にあなたの新たな人生が待っているはずです。
発達障害者向けに無料で利用可能な下記、転職エージェントサービス
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※サービス利用にあたり障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)が必要となります
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