転職を繰り返し生きづらさを抱えていた私は、電話口の精神科ナースに聞かれた通り「出生から子供時代の状況」「自分自信の特徴」「仕事の経歴と内容」「主に仕事をしてきたうえでの良かった事、困りごと」(プロフィールと経歴に記載)をおおまか説明した。
電話口での問診内容
病院「さようでございますか。大変なご苦労をされてきたんですね。ちなみに注意欠如・多動症(ADHD)などの発達障害はどのようにお知りになりましたでしょうか。また当院をお知りになったきっかけも教えて頂けますでしょうか。」
自分「注意欠如・多動症(ADHD)である大人の発達障害をしったのは今日の新聞の朝刊の広告見出しで初めてしりました。私に当てはまる症状が殆どで...その後、ネットで自宅最寄の精神病院(大人の注意欠如・多動症(ADHD)診断可能な病院)を探していた所、そちらの病院を見つけてお電話した次第です。」
病院「さようでございましたか。ご連絡いただき有難うございます。では早速きのやんさんからお伺いした状況を先生にお伝えして後日ご来院頂きたいと思いますが、その他何かお困りごとなどございますでしょうか?」
自分「1点ございます。こちらもネットで調べて分かったのですが、カサンドラ症候群というものです。いまは夫婦仲はだいぶ落ち着いているのですが、結婚当時、私たち夫婦は原因不明のケンカが絶えなかったりして離婚の危機などもあったのですが、もし今回受診して、私の大人の発達障害が起因していたと分かった場合は、妻も生活上気を付ける事など先生にアドバイスをもらえればと思ってます」
病院「かしこまりました。では奥様や、きのやんさん夫婦がお困りな事も先生にお伝えしておきますね。それから受診当日は奥様だけではなく、できればお母さまも同席をお願いしたいと思います。出生からの生い立ちや、お子様の時の詳しい状況をお伺いする必要がございますので。その際に可能でしたら子供の頃の通知表などございましたら持ってきていただけますでしょうか?」
自分「お袋もですか!?・・・分かりました。通知表は実家に残っていない可能性もありますが、探してみてあれば持参します。では当日妻と母を連れて伺いますので宜しくお願いします。」
病院「宜しくお願いします。では当日お気をつけてお越しくださいませ。」
その後、子供時代の通知表は残念ながら実家に残っていなかった為、診断の際に参考にはできなかったが、母を連れて行った事で幼少期のある程度の状況は医師や臨床心理士に伝える事は出来た。
また併せて自分は「発達障害支援センター」というものがある事を知り、そこにもアポを取ってみた。発達障害支援センターはどちらかというと発達障害が原因(または疑われる場合)で生活全般の困難について相談する機関であった。事前に当事者に合った支援計画書などを作り医師やソーシャルワーカーなどがチームを組み連携しなながら包括的支援を行うとの事であった為、私は何はともあれ自分がこの障害なのかを診断してもらう必要があった為、発達障害支援センターには行かず、病院への診断を行うことに決めた。
その後、母と妻を連れて病院に受診にいくのであった・・・