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⑧大人の発達障害者である私が発達障害判明後、自身の身の処し方を決める

ロードマップイメージ

40代になり人生の生きづらさの原因が「大人の発達障害」だと分かり、驚きと安堵の気持ちが交錯している私であった。
いっそのこと専業主夫でもいいかと妻と話していたが、やはり失業期間では昼夜逆転の不規則な生活に成りやすくまた、社会と殆ど接する事なく生活するということはそれなりにストレスもたまるし、生活にハリもなくなり、さすがにこのまずっとというわけにもいかないのである。

そして失業保険期間も終わってしまい無収入の状態ではあるが、悲しいかな税金は通常通り払い続けなけれならずその税金もバカにならないのである。(妻が一定収入ある為、世帯年収としてとらえられ自治体による私の税金の軽減は残念ながら受けられない)
嫁の収入で何とかやっていけるとはいえ無収入の状態で私1人分の税金を払い続けるのは痛手だ。そこで夫婦話し合い一つの結論を出す。

それは「私が妻の扶養に入る事(障害者扶養控除も視野に入れる)」であった。いままでの時代の妻が夫の扶養に入り専業主婦で扶養内で働くではなく、これからの時代は妻の扶養に夫が入り専業主夫(または夫は副次的に)で扶養内で働く時代でもいいのではないか。(実際まだ働いていないがw)そうする事で税金という出血を最大限に抑える事ができ生活の安定化が図れる。こうなったら使えるものは全て使ってやろうという気概である。二人でそう決めたのだ。
これからは我が家では私が世帯主ではなく嫁が世帯主となり、障害者扶養控除(後に手帳を取得できたら)と共に所得税や住民税、健康保険も年金も妻の扶養となり税法上、社会保険上の扶養となる事を決めたのだ。

そして「この先をどうするか、どうしていくか」を決めて歩き出すことが私の当面の目標となるのである、但し今まで通りと同じく闇雲に転職活動をしてみても恐らく結果は同じ事になるだろうし、無駄なストレスを抱えまた心身を崩してまた辞職しては元も子もない。なにせもう転職回数が多すぎるのだから...
その為、いままでの就労経験での成功や失敗を洗い出し、そして自身の興味や適性を踏まえたうえでどう進んでいくのかを決める事にした。

選択イメージ


まず今までの就労経験では

・周りの状況や相手の気持ちがくみ取れず、トラブルになりやすい
・精神的苦痛を伴う業務や自身の興味のない業務をやる事自体がストレス
・自分のこだわりが強く、矛盾した事や一貫性に欠ける社内環境に対応できない
・他人から強く指摘されると反発しトラブルになりやすい、また我慢が出来ず業務が継続できない

・同じ目標や同じ価値観を持った仲間となら業務がやりやすい
・自分を認めてくれて、自身の長所を生かしてくれる職場環境がよい
・悩みなどに親身に相談に乗ってくれる人がいれば心が休まる
・やりがいを持って仕事が出来れば、自身で向上していくこともできる

・緻密な仕事や少しの間違いが許されない業務には向かない
・様々な人と接し、コミュニケーション力が問われる業務は限られる
(コミュニケーションの失敗や相手の気持ちを思いやれずトラブルになるのが命取りとなる営業職などは不向き、経験職だがコールセンターはどちらかというと不向き??)
・広い視野で計画性を持って物事を進める業務もどちらかというと不向き
・ノルマや実績第一の業務はストレスが溜まりやすく不向き
・ワンマンや保守的かつ多様性がない職場は不向き
・命を預かったり、命に係わる仕事は障害の特性上不向き

車の運転をする仕事は障害の特性上不向き
その他多数…

・ある程度裁量が任されており自分のペースでできる仕事がよい
・クリエイティブ系の仕事が興味あり
・リモートなど自分の環境でできる仕事が好ましい
・コツコツと没頭できる仕事がよい
・自分の知識を人に教える仕事が好き

上記を踏まえて見えてきた仕事は、「クリエイティブ系」「同じ価値観同じ目標を持つ仲間」「自宅でもできる仕事」「自分の環境やペースで出来る仕事」「誰かに何かを教える仕事」・・・
だいたい絞り込めてきた。ただクリエイティブ系の仕事の経験は過去、辛酸をなめたデザイン会社の仕事となりスキルは持っていない。そうなると採用されることはまず不可能に近い。そしてあとは障害者雇用か通常雇用かだが、まだ私は障害者手帳がまだ申請できないので今決めるとなると通常採用のみとなり、やはりクリエイティブ職の通常採用は断念せざるを得ない。

そこで色々調べていくと大人の発達障害者が雇用に結びつけるように、就労支援事業所がある事を知る。
そして昨今の大人の発達障害の診断者増加に伴い、一般企業でも障害者雇用も増えてきたように国の制度や自治体、様々な企業が障害者の雇用に対して就労支援を行っており、自身の置かれた状況を考えても障害の特性を理解しそれにあった仕事に着けるようにするために、就労支援事業を利用してみるのも手だと感じた。

発達障害は仕事ができない、仕事が続かないと嘆く前に活用したい就労支援サービスフローチャート


就労支援事業所は障害者手帳がなくても医師の診断やサービス受給資格者証というものがあれば就労支援は利用可能のようで、早速私はネットで調べ自宅から通えそうな就労支援事業所をいくつか絞り込んだ。

1カ所目は自宅から少し距離がある東大宮駅周辺のクリエイティブ系ありの就労移行支援事業所(事業所①)の1か所(体験入所 part1)

2~4カ所目は最寄り駅大宮駅近くのクリエイティブ系ありの就労継続支援A型事業所(事業所②)と大手の発達障害専門の就労移行支援事業所(事業所③)、そして比較的大手の就労移行支援事業所(事業所④)の計3か所
(体験入所 part2)

5カ所目は自宅から少々距離があり、浦和駅周辺の最近出来たばかりであるクリエイティブ系特化の就労継続支援B型事業所(事業所⑤)の1か所。(体験入所 part3)


以上、計5か所の就労移行支援事業所+就労継続支援A+B型事業所の体験入所をしてみる事にした。

就労移行支援事業所と就労継続支援事業所の違いは実際ネットで調べて頂ければわかるが

「就労移行支援事業所」=「一般企業への就職を目標としており、就職するために必要なスキルを身に着ける場所」

「就労継続支援事業所」=「現時点では一般企業への就労は困難だが、将来的には就労に結びつけられるよう、決められた作業をしながら工賃をもらう場所」

という違いがある。
また就労継続支援事業所にはAとBがあるが、雇用契約があるAとないB。年齢制限は65歳未満までのAと年齢制限なしのB。などである。

また就労移行支援事業所と就労継続支援事業所、内容は分かっても実際どういった場所なのか分からない為、肌で感じられるよう体験入学に応募してみたのだ。その体験談は次回お話したいと思う。


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