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⑮就労支援事業所スタッフと大人の発達障害の私とのちょっとした軋轢

コミュニケーションイメージ

前回記事「大人の発達障害である私の主治医がいなくなった!?」で述べた、現在の悩みというのが、事業所のスタッフとのちょっとした軋轢である。

その状況を簡単にいうと、今通っている就労継続支援事業所では、私がたまにスタッフのヘルプとして入るのだが、そこで現在いるスタッフとの一悶着が起こったのである。

そのスタッフは若干20歳の若い男性だがこのスタッフも恐らく発達障害であろう特性を持ち合わせているのである(ミスが多い、年齢の割に大人びた言い方で丁寧な言い方をする、敬語が不自然、会話がしっくりこない、感情が伝わらない、相手の気持ちを汲めないなど)例えると私の「分身」と「私自身」の馬が合わないといった感じた。全く同じタイプではないが、彼をみていると自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)特有の症状が多くみられ自分を客観的に見ているようでいろいろ勉強になるのである。笑

■簡単な状況説明
彼との会話がかみ合わない → 私が不信感を抱く → 仕事で彼がミスをする → そのミスがサービスを受ける側の私には困る事だったので後気を付けるように私がいう → 彼が再度同じミスをする → 私は彼に対して不信感が募る → 私が代表や他のスタッフにも事情共有する →(日が替わり)私が彼に事業所の支援内容について分からない事があったのでラインで質問する→ 彼がラインを既読スルーし質問を放置する(私に注意された事への抵抗?) → 私が当人に冷静にキレる(私も既読スルーされたという思い込み?) → 彼も私も双方に対して苦手意識を持つ → 私が代表や他スタッフに相談する。

まあざっとこんな感じだ。夫婦喧嘩同様「犬も食わない」レベルの話である(笑)しかも相手は私よりもひとまわりもふたまわりも年下の若者であり、いちいち反応する私も大人げないのではあるが、恐らく彼もまた自閉スペクトラム症(ASD)または注意欠如・多動症(ADHD)(または両方)である事は間違いないだろう。
「認知の偏り」がある双方がやり取りをしコミュニケーションをとる為、ちょっとしたトラブルにならない訳がない。
まあ事業所側も「キレやすい」「ものをズケズケ言う」私自身を「けっこう厄介な人間だなあ」と思っているに違いない(笑)

こういった時の為にも私は代表やその他含めたスタッフと人間関係の構築をしている最中なのである。トラブルに対しての予防線として私は先回りして

・「私も脳機能障害を持っているため、こういった状況が起こりうる可能性を代表をはじめとした他のメンバーにも事前に通達をしておき
・「障害の特性上、ストレスになる事はため込む事ができない性分であること事を伝えておく
・「このような困りごとがあった場合は遠慮なく相談させていただく事を伝え
併せて「もし障害の特性上、発生してしまった私の負の言動においては、自分で気づき次第お詫びをさせていただく事
「そちら側も私に対して気になった事があれば遠慮なく言っていただきたい事」を伝える。

をあらかじめ代表や他のスタッフにも伝え、私のトラブルもまた「意図的ではなく脳の機能障害が理由」であり、改善していこうと本人が努力していることを包み隠さず話しておいているのである。

皆さんももし職場で「理解があり、細かいことにこだわらず、冷静で、心の広い、相談に乗ってくれる上司(私の所の代表)」ような人がいれば(なかなかこのような人格者は残念ながらいないが)こういった感じであらかじめ問題点を上司に伝えておくのも良いかもしれない。(まあ失敗する可能性もあるのでそこは、相談する人員の見極めが必要だが・・・)


PS:その後、当事者のスタッフと会った際に本件について当人からお詫びがあり、私にも非があった事を伝え円満解決に至った次第だが、恐らく代表から当人に話が行きこのような経緯になったと思われる。
ただこの若いスタッフが予想どおり発達障害であった場合は脳の機能障害である為、残念ながら当人の意識で改善できるわけではない為、私は恐らく今後もこのような弱トラブルが継続的に発生するであろうと予想する。
現状、私は「車の運転」の為、投薬をしていないので、人が集まる場所では障害特有の症状が表面化しやすく、改善していくためには、「ゆるぎない強い意識」と「冷静な判断」「周囲への理解」が絶対に必要なのである。

当の私も、気にかかる事は「言わずにはいられない」脳機能障害なので、今後、事業所内での状況が悪化しない為にも、自身の言動に注意を払いながら、もし何か困った際は代表や他のスタッフに援助してもらえるよう関係づくりをしていきたいと思う。そしてこれも良い機会として事業所内での「円滑なコミュニケーションを図る為の練習場」ととらえ努力していきたいと思うのである。

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