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①大人の発達障害である私が初めて「大人の発達障害」を知るきっかけ

きっかけロゴ

それは日常の些細な事から分かった

新聞イメージ

少し前の事である。ある朝、新聞を読んでいるとふとある広告が目に留まった。

本の広告でそのタイトルは「忘れっぽい」「すぐ怒る」「他人の影響をうけやすい」etc. 注意欠如・多動症(ADHD)コンプレックスのための“脳番地トレーニング (加藤俊徳氏 著書)」と記載してあった。
その表紙イメージタイトルの通り「忘れっぽい」「すぐ怒る」「他人の影響を受けやすい」と書いてあるがこれがすべて私に当てはまっているのである。思わず「アッ!これ俺じゃん!」と叫んでしまった。慌てて在宅勤務中の嫁に「これって俺の症状にそっくりだよね?」と聞いてみた。すると嫁は「そうだね貴方にそっくりだね、もしかしたら貴方これかもね」と。
私は興奮した気持ちを抑えてもう一度新聞広告に目を落とした。「注意欠如・多動症(ADHD)」と書いてある。注意欠如・多動症(ADHD)ってなんだろう...
即座にgoogle検索してみると 発達障害の症状で 「Attention-Deficit Hyperactivity Disorder=注意欠如、多動症」と書いてある。「大人の発達障害って・・・?」血の気が引いてきた。そしてまさに私が小さい頃から「落ち着きがない、注意力散漫」と周りによく言われてきたことそのままだった。
まだ断定はできないが直観で自分は恐らくこの障害であるだろうと感じた。「俺は障害者なのか・・・?」頭が暫く麻痺した様な状態で我を失っていたが、そうこうもしていられない。この中途半端な状態でこのまままた過ごすわけにもいかない。

大人の発達障害・・・果たして自分はこの障害なのか?

それを診断しないことには始まらない。急いで近くの大人の発達障害を診断している病院を片っ端から探した。そして近隣の精神病院のHP内のお知らせ欄に注意欠如・多動症(ADHD)専門の医者が最近配属された事が分かった為、早速電話をかけてみた・・・

早速、病院に連絡することに

病院「はい。〇〇病院です」

自分「あのう。そちらのHPを拝見し注意欠如・多動症(ADHD)の専門医がいらっしゃるとの事ですが、自分もしかしたら注意欠如・多動症(ADHD)ではないかと思うんですが大人の発達障害について診てもらえますでしょうか」

病院「少しお待ちください。担当に代わります」暫くして「はい。お電話代わりました担当の〇〇と申します。宜しくお願いします。いかがされましたか」

自分「(上記の受診意図を伝える)~の為、お伺いして診ていただけないでしょうか」

病院「はい。大丈夫ですよ。ただ1点お願いがございまして。先生に診て頂く前にお電話にて色々問診させて頂きたいのですが宜しいでしょうか。ちなみにきのやんさんは生活上実際どういった事にお困りでしょうか

自分「はい大丈夫です。ちなみに困りごとは人間関係でトラブルが起きやすく転職が多く仕事が続かない事です

病院「さようですか。それはお困りですよね...それではきのやんさんの出生からどのようなお子さんだったか簡単な経緯と、仕事の経歴と簡単な内容、そしてきのやんさんはどういった特徴があり、どんな事にお困りで、どういった事がし易かったかなどを教えていただけますか

自分「えっと...ちょっとお待ちください(頭を整理する)。そうですね子供の頃はとにかく落ち着きがなかったです。特徴は根は真面目なんですが、お調子者でおちゃらけた所があり、しゃべり出したら止まらなく、一方的に指摘されるとイラっとし易く、高圧的にされるとカッとなりやすいですね。転職はいままで10回近くも繰り返しており...詳細をお話するとこのお電話相当長くなってしまうんですが宜しいでしょうか」

病院「大丈夫ですよ。あ、でもお時間かかってしまうのでこちらから折り返しますね」

自分「そうして頂けると助かります」

(折り返し先番号を伝え病院から折り返し連絡もらう)

自分「ご連絡ありがとうございます。それでは子供の頃の状況と職務経歴をお話しますね」

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