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大人の発達障害者の私が障害者手帳を申請しに行った時の事

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私が発達障害の初めての診断を受けてから既に半年以上がたった為、障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)が申請できる時期となった。
現在は主治医が不在となってしまったものの「精神障害者保健福祉手帳」用の診断書は既に作成してもらっていた為、役所の福祉課窓口に下記書類を持参し障害者手帳の申請をしに行った。

役所手続きイメージ


申請時に必要であったもの
・医師の診断書
・精神障害者保健福祉手帳申請書
・精神障害者保健福祉手帳診断料の助成申込書
・写真1枚
・印鑑
・マイナンバー通知カード(マイナンバーが分かるもの)
・身分証明書(免許証)


 【プラスアルファ必要だったもの
・自立支援医療受給者証
・障害福祉サービス等受給者証


ちょうどGWの中日の平日に行った為、役所の中は混雑していたが幸い障害福祉の窓口はそこまで混雑していなかった。そこでどうやら4月から新卒で入ったと思われる若者の担当者に「障害者手帳申請希望」の旨を伝えて手続きをしてもらった。
担当者は最初は必要書類含め、手続きの際に必要なものが分からない様子であったが隣に先輩担当者が付き指示を受けながら作業をしていた。申請書類に書かれている「申請時に必要なもの」の中には「自立医療支援受給者証」と「障害福祉サービス等受給者証」は記載がなくプラスアルファで必要であったが、幸い私はバックに常に上記を入れていた為、漏れずに手続きを最後まで進める事ができた。手帳申請後、取得の可否の判断には1か月程度かかるらしいので気長に待つことにした。年齢も年齢の為、私の場合は障害者手帳は障害者雇用目的で取得するという理由よりも、扶養控除と同様に税制上、私または妻が節税を受けられる可能性があるから取得するのである。

窓口での手続きは新卒担当者の為、時間がかかると予想し、私は気長に待っていた。そのとき思わぬ光景を目にしたのである。

私の隣に2人の男性が何やら申請か更新かの手続きにやってきた。
1人は年齢18~20位の茶髪の若い男性。もう1人は30~40代位のまじめそうな男性。私は一瞬、親子かと思ったがどうやら年上の男性は若い男性の何かの担当者のようであった。横でそば耳を立てて聞いていた所、どうやらその若い男性は「生活保護受給者」のようで何かの更新の為、役所窓口を訪れたようであった。
外見は少しヤンキー風で学生の名残が残っいるが、とてもまじめな感じで受け答えはしっかりしており、外見とは似つかない雰囲気であった。おそらく彼は知的な遅れのない私と同じ発達障害をもつ人ではないだろうか。

窓口の担当者に「精神障害者保健福祉手帳申請書」(何級かは不明)を見せており、年上の男性はどうやら生活保護者のケースワーカーのようで若者の後ろに直立してサポートをしており、彼(若者)を信頼している風ですらあった。おそらく障害者手帳の更新にケースワーカーと一緒に来たのだろう。

私は「こんなに若い子が生活保護を受けているのか!?親御さんはいるのだろうか?」と少しショックを受け心配したが、彼もまた恐らくではあるが恵まれない家庭環境で育ち、発達障害を持ちさまざまな困難を感じ、学校や社会から排除されてしまった若者なのであろう・・・という空想を私は浮かべていた。このような若者に早く自身の適性を見い出してあげ、まわりが温かくフォローし、障害を持った彼らが生き生きと働きながら暮らせられるような世の中が早く来るように心から願い、私は役所を後にしたのであった。

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